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デイリーファームってなに?
酪農業のお仕事です
牛の飼育をし、長期間メス牛にミルクをつくらせ、メス牛からミルクを絞る仕事です。
ニュージーランドの冬(6月〜9月)が牛の出産時期
このときに、ワーホリの方むけに子牛の世話やりの求人がたくさんでます。
(主にニュージーランドのバックパッカー向けの求人サイト
backpackerboad に掲載されます)
※田舎へ行けば年中、乳搾りの求人を目にします
どうやって仕事をみつけたか
ニュージーランド南島を散策している際にみつけました
偶然の出会いで、デイリーファームの仕事を紹介してくれることになり働いてみることに。
この仕事を紹介してくれたのは、キャンピングカーで旅をしている最中に、
立ち寄ったバックパッカーのオーナーです(めぐり合いになにか縁をかんじてしまう私たちW)
そのバックパッカーオーナーからデイリーファームマネージャーの番号の書かれた紙切れをもらいました
そのマネージャーと顔合わせ後、働き始めました
時給
- 時給は20ドル(2019年の最低時給は17.70ドル)
最低賃金よりも高いことがほとんどです
(悪質なファームオーナーもいると聞いたので、しっかり、給料明細のチェックして、不正があれば、きちんと伝えてください)
- 一日8時間勤務(たまに乳搾りの手伝い早朝出勤あり 3:30am〜)
- 週4か5日出勤・週休2〜3日
宿泊施設
ほとんどのファームがど田舎に位置します
会社がファームハウスを用意してくれているところがほとんど。
私達の場合は、週50ドル(一人)で、シェアのファームハウスを利用
(都会では、週150ドルくらいがシェアハウスの相場です。
会社から提供してくれる住まいは比較的安いのでお金をためたい方にはありがたい)
牛のファームに囲まれた人里離れた家でした
田舎暮しが好きな方にはおすすめの暮らし
ガス代、電気代は、別払いで、おおよそ月合計一人当たり計算で50ドルほど払っていました。
交通手段車
結論から言うと、ファームジョブするなら、車は必須
スーパーまでも、徒歩でなんて行けないところがほとんど
会社のオフィスや、ファームハウスから働く場所が離れていることも多々あります
私達は、ニュージーランドにきて1番初めの仕事がこの牧場です。
車を買うお金はなかったので、そのことを、マネージャーに伝えると、
「まず面接のため、公共バス(Intercity Bus)でまずは、〇〇街に来てくれ。
そこからは、お前らをピックアップして、オフィスで話そう
あと、もし採用なら、通勤の車は、一旦使っていない古い車があるから貸してやろう!」
とのことで、たんたんと面接後、仕事がきまりました。
(面接と言っても日本みたいな面接ではなく、牧場ツアーみたいな感じだったなー笑)
臨機応変に対応してくれるファームオーナーも多いので、何でも相談してみるのがマル。
仕事内容
私達が働いた時期は、8月から11月末ころ
ちょうど、カービングシーズンと言われる、牛の出産期
主に任されていた仕事は、子牛のミルクやり
私たちは、パートタイムで、アシスタントという立ち位置で働いていました
デイリーファームの主な一日の流れ
7:00am〜12:30pm →子牛のミルクをミルクタンクに用意して、ミルクをやる(多いときで900匹)
12:30pm〜1:30pm →お昼休憩 1時間(ファームハウスが近いので家に帰ってゆっくり休憩できました)
1:30pm〜6:00pm(4:30pmに仕事が終わる時もあり)→二回目のミルクやり
平均で言うと、一日合計9時間半で週4または、週5で働いていました
ときに、乳搾りのメンバーに欠員があるときは、朝3:30から、働いて乳しぼりの手伝いをすることも。
牧場の仕事内容を細かく説明
1)出勤後、子牛用のミルクをフルタイムワーカーからもらう
私たち出勤前にフルタイムワーカーが、親牛から搾乳して、子牛用のミルクを用意
(搾乳とは乳しぼりですが・・・と言っても、ハイジのようなかわいい世界じゃなかった泣
機械に牛をのせ、ミルクの吸引器を装着させて、機械が自動的に搾乳><)
2)そのしぼりたてミルクを子牛たちに餌やり。
おおよそ900匹ほど以上の子牛を私たちパートタイムワーカー2人掛かりでお世話
ちなみに、私が働いた会社は、スリランカ人1人と、キューイーが6人と完全英語環境
かなり、英語力、コミュニケーション力と向上!
小さな会社だったことと、みんな家が近いので、たくさんのファミリーに囲まれてたくさんのこと経験したな〜
メインの仕事は一日2回、900匹の子牛たちにミルクをやること!
フルタイムワーカーが生まれた子牛を牧場の草原から飼育小屋へ連れてきます
日々世話する牛の数が増えてくよ
(ときに、私達が子牛を追いかけ、子牛を抱きかかえてくる仕事を任されたり…。)
子牛のいるこの上記の写真にみえる小屋にはおおよそ、400匹の子牛たち
※出産期には一日20匹の子牛がまれるよ!生まれたての子牛は、全くミルクの飲み方を知らないので、ミルクを体温ほどに温め、1匹づつ、チューブという人間の哺乳瓶のようなものでミルクをやりるのも私たちの仕事
2〜3週間後、ミルクを飲むのに慣れた牛たちは、草原に放たれます。
草原にはおおよそ500匹の子牛がはいるので、合計900匹。
草原に放された子牛たちにも、車でミルクを運び、私達が、ミルクをやっていきます
3)その他の仕事といえば、ミルクやりの際に使った、器具を洗う
ときには、ミルキングマシーン(乳搾りの機械)や、小屋の掃除
写真の後ろが、搾乳の機械
デイリーファームで使われる英単語
- Calves(カーブス) : 子牛たち(一匹の場合は、 calf になります)
- feeder(フィーダー) : 餌を与える道具(写真のグレーのものにあたります↓)
- colostrum(コロスチュリュム):生まれたての子牛にやるママ牛から出る初乳
- injection (インジェクション):注射という意味ですが感染症を防ぐために私達が子牛に注射をうっていました。これも私達の仕事の一つです
- tubing(チュービング):管を使ってミルクをやること
- herd(ハード):動物の群れ 牛は群れごとで生活するのでこの単語が会話内によくでてきます
- paddock(パドック)放牧場(牧場ごとに数字が振られているので「Feed 7 paddock:◯番に餌やってきて」というかたちでよく指示がだされます
- boby(ボビー):オスの子牛
- milkimg(ミルキング):搾乳
- 4wheeler/2wheeler(フォーイラー/ツーイラー):四輪バギー/二輪バイク
- pin(ピン):子牛を世話するときに使う鍵付きの柵で囲まれた場所(写真のような小屋を鍵付きの柵でさらに分けられた場所のこと)
- dehydration(ディハイドレーション):脱水症状(天気がいいとき、子牛が脱水症状になるときがあります)
その他にも様々な特殊な英語が、働いているとたくさんでてきます。その都度、意味を聞いて理解し学んでいきましょう!
まとめ
-
- デイリーファームの求人は冬前の5月または6月〜募集が始まる
- 仕事は力仕事、場所によっては英語環境!給料が良い
- 自然好きにはおすすめ
- 仕事中時に、生きるということをたくさん考えさせられる。悲しくなるときもあるが、ときに子供が生まれるという神秘的なシーンにであい感動するときも多々あり
- ワークビザのスポンサーシップになってくれる会社も多い(私達が働いた会社でもスポンサーシップをだしてくれるとマネージャから提案がありました。しかし、ニュージーランドにきたばかりで、他の仕事も挑戦したかったのでお断りしました。)
以上がデイリーファームの仕事内容紹介です!もうこの仕事に戻りたいとは思いませんが、ニュージーランド生活の経験の一部として体験できたことは良かったと思っています^^
それでは、ワーホリ生活楽しんでください^^